かなり長めの作品で読了するまで少し時間がかかりましたが、無事に読了することができました。
本作品の1つの特徴として、リアリティのある描写を挙げることができるのではないかと思います。戦場を舞台にした作品だということも原因なのかもしれませんが、進行していく戦争を背景に、戦場だからこそ起こる様々な事件などが臨場感のある形で描写されていると思います。
また、本作品は戦争が進行していくに従って、ストーリーが展開されていく場所が移り変わっていきます。「街」、「湖」、そして「移動中の車中」など様々な場所が登場します。その中で、作品の1つの軸は、主人公であるフレデリックと、その恋人である「キャサリン」の「愛」です。戦争の進行にあわせて、この「愛」も形を変えていきます。
本作品の結末は、必然的に先に述べた「愛」の結末でもありますが、それは決してポジティブに受け止めることができるものではありません。ただ、この結末を「戦争」だけに求めることはできないのではないかと思います。悲劇的結末に、「戦争」が大きな影響を与えたのは間違いないのではないかと思うのですが、「何」にキャサリンは殺されたのか?というのは、本書が読者に与えている1つの問いなのではないかと思います。
ヘミングウェイは他にも、「老人と海」などの作品も発表しています。それらの作品についても、今後触れる機会を見つけていきたいと思います。


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